Espanol

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スペイン語

スペイン語を習得すると、何が出来るようになるでしょう?旅行に行った時に使える?確かにスペイン語圏には、日本でも人気のサグラダ・ファミリアやマチュピチュなどの世界遺産が数多くあります。スペイン語圏の人と友達になれる?留学などに行くと、スペイン語を話すたくさんの人と出会うのも確かです。世界中にいるスペイン語話者5億人の仲間に入って、21の国や地域で公用語になっているスペイン語を話したり、理解したりすることは、あなたの世界を広げ、物の見方や考え方を多面的にし、豊かな文化に触れるための道具を与えてくれるということでもあります。

スペイン語はインターネットでも三番目によく使われている言語です。インターネット・ユーザーの7.9%がスペイン語でコミュニケーションを取っています※。日本にいても、スペイン語を使って発信された無数の情報の中から、自分の興味と一致するものを見つけて、読んだり聞いたりすることが簡単にできるのです。スペイン語圏の新聞も、テレビやラジオ番組も、インターネットで読んだり、見たり、聴いたりできるので、同じニュースでも、日本やアメリカとは違うとらえ方に触れることもできます。スペイン語を学ぶことにより、あなたの世界を大きく広げて行くことができます。

スペイン語は国連の公用語であり、アメリカ合衆国でもヒスパニック系の人口は約5200万人で、2030年には、世界の人口の7.5%がスペイン語話者になるだろうとも言われています※。今後ますますスペイン語の重要性や使用価値は高まっていくでしょう。
※数値は、Instituto Cervantesの2015年年次報告書抜粋より

複言語プログラムにおける
スペイン語学習について

スペイン語は、日本人が発音すると比較的きれいに聞こえる言語です。アクセントの位置も含め、読み方がしっかり決まっているので、全然意味が分からなくても、読む(発音する)ことが可能です。動詞の活用を正確に覚えないと、主語をよく抜かすので困るとか、男性名詞と女性名詞があって、形容詞の語尾を修飾する名詞に一致させなければならないなど、ややこしいところもありますが、それもまた、新しい言語を学ぶ醍醐味だと思えば、学習意欲も湧いてきます。初級では、動詞の時制は直説法現在のみを扱い、動詞を活用させるということや、形容詞の語尾を名詞に一致させることに、徹底的に慣れてもらいます。中級で、直説法の他の時制を扱い、上級で、接続法(意志、感情、疑惑・否定や判断などを伝える・表すのに用います)を学びます。

「学習」とか「勉強」と言うと、机に向かってするイメージがありますが、言語を習得するには、隙間の時間を如何に使うか、身につけるには、如何に日常的にその言語に触れるかが重要になって来ます。「習うより慣れろ」と言いますね。「知る・知っている」だけでは不十分で、「使える」ようになるための工夫が必要です。身の回りにあるものや身近な人について言えることを常に探して言ってみる、そういう意識を持って学習してください。

上級の習得目標を日本スペイン協会実施の「スペイン語技能検定」3~4級としています。4級の検定基準は、「簡単な日常会話ができ、文法を一通り終了」となっており、授業で学んだことを確実に習得していけば習得できます。3級は、「新聞などが理解でき、一般ガイドに不自由しない」となっています。簡単ではありませんが、ぜひ挑戦してみてください。

スペイン語学習者にお勧めの
映画・音楽・図書

言葉を学ぶということは、その言語圏の文化や考え方に触れることにつながります。是非、「ドン・キホーテ」も読んでほしいですし、カルロス・ルイス・サフォンの『風の影』やガブリエル・ガルシア・マルケスの『百年の孤独』なども読んでもらいたいと思います。ビクトル・エリセ監督の「エル・スール」や「ミツバチのささやき」、ホセ・ルイス・クエルダ監督の「蝶の舌」などの映画を見るのも良いですが、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」などのスタジオ・ジブリの作品や「ドラえもん」など、日本のアニメのスペイン語版を見るのも面白いと思います。スペイン語の勉強の合間に「アルハンブラの想い出」や「アランフェス協奏曲」、パコ・デ・ルシアのギターなどを聞くのも良いでしょう。スペイン語やスペイン語圏の文化や社会に興味を持って、学んでみたいと思ったら、是非スペイン語を始めてみてください。

フランス語学習者にお勧めの
参考辞書

  • ● 現代スペイン語辞典(改訂版)(白水社)
  • ● 西和中辞典(第2版)(小学館)
  • ● プエルタ新スペイン語辞典(研究社)
  • ● クラウン西和辞典(三省堂)

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