大国の近隣諸国ではどんな人が暮らし、何が関心事となっているのか。
それを知りたくて、自由に学習テーマを選べる認定留学に決めました。

小島 崚平さん
<世界共生学部 世界共生学科>

留学:認定留学/エストニア

「国際関係論」の授業で国際政治について学び、大国の周辺に存在する国々へ目を向けるようになりました。なかでもエストニアは、旧ソ連の衛星国として主権を制限され、解放された後EUへの加盟を果たしています。この国の内情や国際感覚を肌で感じてみたいと思い、独自協定校以外からも留学先大学を選べる認定留学を選択しました。私が選んだタリン大学では「基礎政治哲学」、「国際機関」、「国際安全保障」、「政治概論」を受講。歴史や地理的な条件の違いなどから、核兵器や安全保障に対する考え方が日本と全く異なることに驚きました。また、エストニアはEUの中でもトップクラスのIT先進国であり、価値の高い固有の産業を育成することで、大国に負けない存在感を示しているのだと感じました。ひとつの国に興味を持ち、実際にそこで暮らしながら深く考察できたのが留学の大きな成果です。今後は政治以外にも、文化や経済といったトピックスでさらにエストニアを研究したいと思っています。