本学ではコロナ禍以前より、社会的なグローバル化を背景としたグローバル人材育成のニーズの高まりから、常に最新かつ世界基準の教育を行ってきました。また、その一環として世界をより深く知ることが不可欠と考え、さまざまな取り組みを行ってきました。その一例として、世界29の国と地域178大学(2022年3月現在)と仲介業者を介さず独自の国際交流協定を結んでいることが挙げられます。これにより、留学先大学で質の高い教育を受けられるだけでなく、現地での生活においても行き届いたフォロー環境を整えることが可能となっています。また、人数制限なく留学のための費用を大学が負担する「留学費用全額支援」制度も、代表的な取り組みのひとつです。このような本学の思いと、留学を経験したいという学生の強い希望が合致し、これまで高い留学実績を積み上げてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の中、学生の安全を考え本学でも留学派遣を一時中断していました。しかしその間も、グローバル教育を止めてはならないとの思いから、これまで以上に世界の情勢や動向を注視し、留学再開の道を模索し続けていました。
国外において、すでにワクチン接種などの対策が進んでいる国々では、条件や制限付きですが自国外からの留学生の受け入れが順次始まっています。また日本においても、2021年夏から独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の支給が条件付きで再開されることになりました。こうした国外・日本の状況と、本学がこれまで築いてきたフォロー体制、本学内で希望者に対するワクチンの職域接種(大学拠点接種)を2021年夏に実施したことなどを鑑み、安全確保のための学生および保護者の理解を前提とした独自条件の下で、2021年度2期(9月)からの長期留学派遣を再開することとしました。
本学の留学派遣再開の判断を受けて、
2021年秋、140名以上の学生が
長期留学に出発。
留学先国 ※2021年9月上旬時点の情報
など
また、その学生のうち
さらに、
2022年春、200名以上の学生が
長期留学に出発予定。
名古屋外国語大学はその強い信念のもと、これからも万全の対策で学生の支援に最善を尽くしていきます。
(2021年10月現在の情報)