※掲載内容は2018年5月現在の情報です。

世界屈指の5つ星エアラインとして、台湾を拠点に、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北米の60を超える都市に就航するエバー航空。私は客室乗務員(CA)として、日本―台湾、台湾―ヨーロッパなどの国際線に乗務しています。お客さまの国籍や旅の目的、求められるサービスは実にさまざまですから、機内を歩く際は、お一人おひとりのお顔を拝見しながらできることを探し、お客さまの期待を上回る対応ができるよう心掛けています。その際、正しく美しい言語でサービスを行うのはおもてなしの基本。大学時代に専攻した英語、複言語として学んだ中国語は、お客さまに「快適」や「満足」を届けるために欠かせないツールです。サービスに正解やゴールはありませんが、単純ではないからこそ夢中になれる。世界中のお客さまから笑顔やお礼の言葉をかけていただけたとき、成長を実感します。

お客さまだけでなく、機内で一緒に働く乗務員も多国籍。フライトごとにメンバーは変わるので、初対面で仕事をすることも少なくありません。ですから、コミュニケーションの柱となる英語はここでも重要です。例えば日本―台湾線は、2時間足らずの間に食事や飲み物のサービス、免税品の販売などをスピーディに、正確に行わなくてはならず、乗務員一人ひとりの機敏さと、綿密な連携が欠かせません。出発前のブリーフィングやフライト中、相手の指示や意思を確認する際は、ただ「OK」ではなく、何がOKなのかを具体的に伝え、理解できない部分は分かるまで表現を変えるなど、ミスコミュニケーションがないよう心掛けています。責任が大きい分、安全に、時間通りにフライトを遂行できた時の達成感はひとしお。国を超えた仲間とその喜びを分かち合えるのも、この仕事ならではのやりがいです。

幼い頃からCAに憧れ、英語とホスピタリティを学ぶため名古屋外大に入学しました。大学には同じ夢を持つ仲間が大勢いましたが、最初は彼女たちのレベルの高さに気後れしてしまいました。PUT(パワーアップチュートリアル)やエアライン・ホスピタリティ科目でスキルを高めながらも、「本当に私になれるの?」と悩む日々でした。でも3年次にマレーシア航空のCA体験型海外研修に参加したことで、憧れだったCAが現実的な目標に変わり、翌年にはあえて日本人の少ないフィジーで長期留学に挑戦。自分のめざす、強くて親しみやすいCAに近づけるよう、英語での対話力の習得と精神力の強化をはかりました。今、私があらゆる国のお客さまや乗務員とのコミュニケーションを楽しめるのは、大学時代に培った異文化理解力や積極性があるからこそ。今後もさらに多くの路線を経験して自分を成長させ、将来的にはリーダー職も務めてみたいと思っています。