引っ込み思案な自分を変えようと、名古屋外大ではさまざまなことに挑戦しました。英米語学科では、長期留学をめざして、英語や英語圏の文化について深く学び、海外研修やスピーチコンテストに参加したほか、学内の外国人留学生とも積極的に交流しました。3年次には念願の長期留学に挑戦する機会を得ることができ、アメリカでは世界中から集まった学生たちと共に英語を学びました。現地の授業は議論が中心で、国によって特徴がある多様な英語や、異文化への理解も深まりました。一方で、留学当初は、正確な英語で話そうと考えすぎてしまい、発言の機会を逃すこともしばしば。そんな時クラスメイトから「日本人は意見を言わない」と指摘されたのです。発言しないのは存在しないのと同じという考え方に触発され、それ以来授業はもちろん、課外でも日本文化を伝えるクラブ活動などに参加し、自分の意見を述べることを強く意識しました。すると、努力や成長ぶりが認められ、学期末の式典で留学生代表として、200人の学生の前でスピーチする機会をいただきました。価値観の異なる人や環境のなかで、周囲と協調しながら成果をあげるために何ができるかを考え、実行する。長期留学をはじめ大学生活では、今の仕事にも通じる、多様性を受容し尊重することの大切さを学び、実践していく姿勢が身につきました。

客室乗務員として、国内線、国際線に乗務しています。お客さまの旅の目的や文化的背景はそれぞれ違いますので、お一人お一人にとっての快適性に配慮しています。例えば、お仕事中の方にはなるべくお声掛けを控えますが、お客さまのご様子に合わせて積極的にお声がけをし、その方にとって最善のサービスを提供します。また、日本航空にはさまざまな国籍の客室乗務員がおりますので、英語でのコミュニケーションは欠かせません。お客さまの情報などをしっかりと共有できるよう、相手に合わせて口頭で説明したり、メモにまとめて渡したりするなど工夫しています。チームワークの良さはお客さまにも自然に伝わるようで、「今日のフライトは楽しかったよ。ありがとう」などとお言葉をいただくと本当にうれしく、明日からもっと頑張ろうと思えるこの仕事に大きなやりがいを感じています。