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株式会社デンソー

安全衛生環境部

外国語学部 フランス語学科 卒

野山 愛友さん

※掲載内容は2022年6月現在の情報です。

野山 愛友さん 野山 愛友さん

世界中で働く全従業員が、
今日も無事に帰れるように。
安全管理の情報を世界に発信しています。

世界各地の文化や法律も考慮しながら、
安全な職場づくりに取り組んでいます。

モノづくり企業のデンソーにとって、「安全」は欠かすことのできない重要な要素です。安全衛生環境部では、世界中の拠点を対象に、労働災害の未然防止や再発防止に向けた対策や活動を行っており、私は国内・海外のグループ会社に向け、資料翻訳や会議通訳のサポート、情報収集や発信を行っています。やり取りをするのは、北米、南米、アジア、ヨーロッパにいる、現地のデンソーグループ社員。安全に関する情報や対策を伝える場合、国や地域によって法律や文化的背景が違うことを考慮しながら、抵抗や疑問を感じそうな部分を丁寧に説明することで、一人ひとりに必要性を理解してもらえるよう工夫しています。工場にある機械の扱い方や各生産工程を理解するだけでなく、現地の法制度や異文化への理解まで、幅広い知識が求められる難しい業務ですが、世界各地で働く全従業員がケガなく帰宅できることをめざし、日々仕事に励んでいます。

大学ではフランス語を専攻。
通訳ボランティアにも挑戦しました。

大学ではフランス語を専攻しました。数多くの外国人教員が在籍する環境で、現地で通用する生きたフランス語を身につけることができました。特に発音には厳しく、クラスメイトと声が枯れるほど「r」の発音を練習したのもいい思い出です。私は異文化にも関心があったので、選択科目では世界各地の文化や多文化共生について学びを深めました。フランス文化にも興味が深まり、3年次の専門ゼミナールではフランスの詩とシャンソンについて研究したり、4年次は語学と料理を同時に学ぶ短期留学に挑戦したり。またフランス語学科では、複言語として英語も学ぶので、フランス語と似た英単語をセットにして覚えるなど、相乗的に語学力を高められたのも収穫でした。力試しに挑戦した全国外大連合の活動では、2年次にアジア冬季競技大会、3年次に平昌オリンピックの通訳ボランティアを経験し、国境を越えて人々をつなぐ楽しさに触れることができました。

来日した留学生のために資格を取得。
誰かの役に立ちたい気持ちは、今も変わらない。

名古屋外大は、授業だけでなくキャンパスそのものが国際交流の場でした。ランゲージラウンジに行けば、さまざまな国や地域の留学生と会話を楽しむことができ、名古屋外大生が外国人留学生をサポートする「バディプログラム」もありました。会話をして相手に喜んでもらえると素直に嬉しく、もっと役に立ちたいと、向上心が湧きました。留学生におすすめの観光地を尋ねられることが多かったので、大学の制度を利用して、国内旅行業務取扱管理者の資格を取得したこともありました。今の仕事でも、海外のグループ会社のスタッフに、電話やメールで連絡をする際、ちょっとした日本の情報を伝えたり、相手の国の言葉で挨拶したりすると、グッと距離を縮められることがあります。大学で身につけた語学力や、グローバルな協調性を発揮しながら、今後もデンソーの品質と安全を支えたいと思います。

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