EDUCATION
現代国際学部グローバル共生学科2025年4月開設

グローバル共生学科の特色
多文化共生社会に求められる英語力と思考力、共感力を磨き
企業や社会が抱える課題を解決するために行動できる人材を育成する。
グローバル共生
学科で身につける
語学力×専門性
多文化共生社会において必要とされる異文化を理解する力や高度な英語運用能力とともに、「共生」の観点から人間・文化、政治・経済など幅広く学び、4年間で多角的に物事を捉える思考力と共感力を養います。また、国内外でのフィールドワークやボランティア活動、留学を通して、多文化共生の実情と課題を現場で考察する力を養い、グローバルな共生社会が抱える課題を解決するために行動できるアクティブな人材を育成します。
こんな方にオススメ!
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YOUR INTEREST
- 現代社会の多様性や多文化共生について
学び、
企業の成長や文化の発展に役立ちたい。 - ボランティアや地方創生などに取り組み、
地域と積極的にかかわりたい。 - フィールドワークを通して、
国内外のさまざまな人と交流して成長したい。




グローバル共生学科の 特長的な学びのプログラム
「語学力」
を磨くプログラム
全学部共通の「英語基幹プログラム」や「複言語プログラム」、
グローバル共生学科独自の「専攻言語プログラム」で語学力を徹底的に強化します。
少人数教育を中心とした全学部共通の 外国語教育プログラム
-
英語基幹プログラム
少人数授業により、基盤となる英語力を身につけます。
-
複言語プログラム
12言語から自由に選んで学び、複数言語の使い手をめざします。
教育プログラム
体系化されたプログラムで
英語の4技能を高める
専攻言語プログラム
1年次はSNSや世界的なイベント・ニュースなど身近なトピックを題材に、英語文献の精読に必要な方法を理解し活用するための「Reading」と、学術的に英語でレポートを書く力を定着させるための「Writing」に取り組みます。2年次以降は核や人権、SDGs、児童労働など多文化共生を考える上で重要なトピックについて論理的に伝え、アカデミックな方法で他者を説得するための力を「Debate」や「Presentation」を通して身につけます。自分とは異なる立場や価値観の人と協働しながら、自分の意見を積極的に発信し、コミュニケーションをとる力を養います。


専攻言語プログラムの授業紹介 Debating on Global Issues
国際問題を多面的な視点から理解し、自分の意見を述べ、相手を説得する力を身につける授業です。ディベートの準備をしながら、批判的思考だけでなく、効果的にコミュニケーションをとって自分の意見を表現し、他者と創造的に協力していくことの重要性を学びます。
共生社会の知識を英語で
定着させるためのプログラム
The Integrated Curriculum
英語基幹プログラムと専攻言語プログラムで扱うトピックを共通させることで、英語の4技能の向上とともに共生社会の知識を英語で定着させていきます。
-
コンテンツ重視の講読プログラム Reading for Global Issues
- 一般的概念や文献情報をエッセイやプレゼンテーションに活用
エッセイの書き方を学び
プレゼンテーションスキルを身につける Writing about Global Issues- エッセイで書いたアイデアをディスカッションに活用
ALL ENGLISHの英会話授業 PUT (パワーアップチュートリアル)
-
4技能を総合的に学ぶ Core English
- キーとなる語彙を講読に活用
- 語彙や文法をエッセイに必要なライティングのスタイルに活用
- 語彙やフレーズをディスカッションに活用
ALL ENGLISHの英会話授業 PUT (パワーアップチュートリアル)
「専門性」
を磨くプログラム
多文化共生社会に欠かせない国際政治や経済、心理やコミュニケーションなどを2つの「コース」の科目を通して多角的に学びます。
そのうえで、「セミナープログラム」での専門研究を通して専門性を磨きます。
理想実現力と共生協働力を鍛える 2つの「コース」の学び
自分の興味・関心の方向性をもとに自分の志向に合わせてコースを選択し、専門分野の学びを深めていきます。選択したコース以外の科目も履修可能です。
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専門性の高い科目を学ぶための基盤をつくる
コース共通科目
1年次はコース共通科目を必修とし、「国際ガバナンス概論」では、世界の政治経済の仕組みや国際機関の役割を学び、社会科学的な分析視座を養います。「グローバル共生概論」では、共生の視点から国際社会の課題を考察し、解決に必要な基礎概念と背景を学びます。
特徴的な科目
- 国際ガバナンス概論
- グローバル共生概論
-
01
共生の枠組みづくりに欠くことのできない国際政治や経済を学ぶ
国際ガバナンスコース
平和や民主主義などの理念を考察し、その現状を国際政治学的に捉える科目や、国際経済活動を多文化共生の実現に向けて活用するための実践的な科目を設置しています。学びを通じて、自分が抱いた理想を形にする力を鍛えていきます。
特徴的な科目
- 共生ビジネス
- 多文化マーケティング
- 多国間外交と平和
- 国際組織と国際共生PICK UP
- 比較政治論
- グローバル経済論
- 国際ガバナンス演習A・B
-
02
多文化共生に必要な心理や
コミュニケーションを学ぶグローバル共生コース
世界共生を実現する「人間」にフォーカスをあて、心理やコミュニケーションを学びます。人間関係の理解や、文明史的な変化の理解、援助活動・社会活動の実務に役立つ科目を設置しています。学びを通じて、世界の人々と協力・協働していく力を鍛えていきます。
特徴的な科目
- 国際理解教育
- 共生の社会心理PICK UP
- 人類文化と共生
- 国際協力論
- ジェンダーと開発
- 移民論
- ナショナリズムと共生社会
- グローバル共生演習A・B
社会問題を自分事として捉えるために現場で学ぶ地域創生科目
国内外のさまざまな国や地域に赴き、多文化共生や国際開発・地域開発の実情と課題を肌で感じ、地域の方々と一緒に考察する機会を設けています。数週間に渡って実際の現場を経験することで、さまざまな社会問題を自分事として捉えられるようになり、グローバル人材としての一歩を踏み出すことができます。
国内
- 長野県南木曽町(妻籠):地域おこし
- 岐阜県中津川市(馬籠・本町):地域おこし・多文化共生
- 北海道白老町:地域おこし・多文化共生
国外
- ベトナム(ホアビン):農村開発
- ネパール(カトマンズ):多文化共生・教育支援
- アメリカ(ハワイ):多文化共生・環境保全
- 変更となる場合があります。


語学学習と融合し、共生の学びを深めるための地域研究エリアスタディーズ基盤・応用
「エリアスタディーズ基盤・応用」では世界をいくつかの地域に分け、それぞれの文化・歴史・社会・政治経済などを学習します。地域研究をしながら語学力を身につけ、「地域創生科目」やセミナープログラムでの学びに活かします。


社会で活躍するための心構えを身につけるキャリアビジョン科目
変化が激しい現代社会では、自分で課題を見つけ、解決に向けて行動する力が必要です。この科目では、成長を目指す若者と挑戦する企業を結ぶ一般社団法人VENTURE FOR JAPAN(VFJ)との連携により、身近なテーマをもとに社会課題を見つける力を養います。さらに、データに基づく分析を行い、企業や行政と協力しながら課題解決を実現する方法を実践的に学びます。

起業家や経営リーダー、地域創生の担い手を育成一般社団法人VENTURE FOR JAPAN(VFJ)と連携協定を締結
一般社団法人VENTURE FOR JAPAN(VFJ)は学生・若手社会人を対象に、2年間の期間限定で「経営者直下の事業責任者」として就職し、起業につながる経験と実力を得られるプログラムを運営しています。グローバル共生学科はVFJと提携し、起業力・経営力を磨きたいという学生をサポートしています。


セミナープログラム
1年次は少人数クラスの「Academic Skills」で専門的な研究に必要なスキルを身につけ、3~4年次は「セミナープログラム」で英語による文献研究やレポート、論文作成を実施。2年間にわたって同じテーマを追究することで、研究の専門性を高めていきます。
専門研究(テーマの一例)
- 南アジアの企業と異文化研究
- 言語と社会
- ブラジル・ラテンアメリカ地域研究
- ユーラシアとボーダー(地域を学ぶ、つながりを学ぶ)
- 平和と共生を考える
- スペインの言語、文化、社会
- 法学から私たちの社会を考える
- 地域社会にある多文化・多言語と実践
- メディアからビジネスや社会を考える
グローバル共生学科
カリキュラム表・
シラバス(講義要項)を見る
※掲載している科目の名称は変更となる場合があります。
OTHER PROGRAMS
その他の特長的な
プログラム・取り組み


短期留学(海外実習)
※希望者対象海外での語学研修や職業体験、ホームステイを通じて現地の人々の考え方や感じ方を経験して、語学力の向上と異文化への理解を深めます。
短期留学先
- グリフィス大学(オーストラリア)
- 留学先大学は変更となる場合があります。
(長期留学・中期留学)
はこちら
学生の声

被災地の現状を調査し、課題解決のアイデアを提案。ビジネスコンテストにも参加しました!
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Q1 現在取り組んでいる研究テーマや活動は?
ゼミの活動で宮城県女川町を訪問しました。女川は震災復興だけでなく、地域活性化に取り組む町としても知られています。森林保護について行政や企業、NPOにヒアリングし、大学生の視点で解決方法を考察しました。他にもマイナビ主催の「課題解決プロジェクト」に参加し、2部門に690チーム(3,032人)応募の中、若い世代に投資を促すビジネスプランをまとめ、全国2位になりました。
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Q2 学びを通して、成長できたことは?
グループワークの重要性を強く感じるようになりました。他者の意見を取り入れることで、自分一人では気づけなかった新しい視点を得ることができたほか、グループでアイデアを深掘りし、成果を共有する過程を経験したことで、協働する力の強さや大切さに気づきました。卒業後も、組織の中でチームワークを発揮できる人材をめざしていきたいです。
※2025年2月取材
教員の声

差別や格差の壁をなくすために共生の観点から文化・社会を学び、諸問題の解決方法を探ります!
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Q1 学科・専攻の魅力を教えてください!
多文化共生に関する知識を身につけ、フィールドワークを通してアクティブに学ぶ学科です。例えば、私の授業ではマジョリティとマイノリティの歴史的な関係を理解し、差別や格差が起こる背景を追究しています。学びを通して得た知識を国や地域の課題解決につなげられるよう、多角的に物事を捉える思考力と共感力を身につけていきます。
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Q2 学生たちに期待していることは?
授業は視野を広げるための一つの機会です。授業で得た「知らなかった」「もっと知りたい」という気づきを出発点に、自分でさらに深く学ぶ姿勢を大切にしてほしいです。専門的な学びと学科が重視する現場でのフィールド学習を組み合わせて、現代社会の課題を自分事として考え、探究する力を身につけてほしいと願っています。
※2025年2月取材
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教育目標
国内外の多文化環境にすみやかに適応できるよう、言語力・コミュニケーション力に優れ、グローバルな社会現象・事象に対する理解力・分析力を持ち、「多文化共生」に対する理解とそれを受け入れる寛容な倫理観や共感力を備えた人材、また、多文化社会が抱えるさまざまな難問やリスクに即応し、今後の世界ならびに我が国の未来を担うチャレンジ精神を備えた即戦力型の人材の養成を目的とする。
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定員
85名
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主な就職先実績
スズキ、豊田自動織機、ヤマハ発動機、アイリスオーヤマ、ジェイテクト、三五、マルハニチロ、資生堂ジャパン、ファンケル、山善、山崎製パン、ホンダロジスティクス、上組、名港海運、郵船ロジスティクス、静岡銀行、瀬戸信用金庫、第一生命保険、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、ドリームスカイ名古屋、日本旅行、郵船トラベル、日立ソリューションズ、ニチイ学館、マイナビ、ディップ、静岡県庁、日進市役所、豊川市役所、下呂市役所、藤枝市役所 など
※過去5年間の就職先(2020年3月~2024年3月卒業生実績)
「国際組織と国際共生」
国際連合をはじめとした国際組織の歴史、理念、活動、課題などについて、具体的事例を交えながら詳細に学ぶ。さらに、国家や地域の「共生」が求められるなか、国際組織の役割の限界についても検討を加えるほか、国際組織における規範形成や政策概念形成機能のあり方についても考察する。
「共生の社会心理」
共生社会を実現するために避けて通れない偏見や差別の問題に向き合い、社会心理学的視点から偏見や差別が生じるメカニズムについて学びます。また、「人種主義」の起源やその展開、現代における課題について理解を深めるとともに、日本における人種差別についても学びます。