世界の政治、経済、文化などを学んで視野を広げたいと思い入学しました。物事を多角的に考察する姿勢が得られたと実感できたのは「多文化共生計画演習」です。この授業ではフィールドワークの一環として、日本で生活する外国人のもとを訪れリアルな日常を調査しました。自分とは文化的背景が異なる人々が地域社会に溶け込んでのびのびと暮らす様子を見て「人と人が理解し協力しあう上で、国籍は関係ないのかもしれない」と考えるようになりました。ここから、学んだ知識や経験を自ら発信することに関心を持ち、メディア研究に関するゼミナールに所属。研究活動の中で全日本空輸の客室乗務員の方から自己PRを講評していただく機会があり、客室乗務員も知識や想いを自分の言葉で語る職業なのだと気づき、これがきっかけで航空業界への就職を決めました。大学で培った「伝える力」を強みにしながら、客室乗務員として活躍していきます。
（2024年2月取材）