フランス語

みなさんはフランス語にどのようなイメージを持っていますか。記憶に新しいのは、2020年開催予定の東京オリンピックの招致活動の中で聞かれたフランス語でしょうか。ここではフランス語の魅力を具体的に紹介していきます。

● 街に溢れるフランス語

日本でフランス語を学ぶのはなにも特別なことではありません。なぜなら、私たちの周りにはフランス語が溢れているからです。café au lait (カフェオーレ)、restraurant(レストラン)やpâtissier (パティシエ)という言葉もすっかり定着していますね。では、croissantは?こちらは「クロワッサン」。スペルには馴染みがなくても、知っている単語はたくさんあるのです。

● 言葉としてのフランス語

フランス語は「発音が難しそう」と思っている方が多いかもしれません。それだけで学習するのを敬遠する人がいるようです。でも、これはとてももったいない!フランス語の発音は、実は日本語を話す人にとって、ちょっとしたコツさえ掴めば、決して難しくはないのです。また、英語との共通点がかなりあるので、フランス語を学ぶことで英語への理解が深まるという利点があります。
ここでフランス語の格言をひとつ紹介します。

Petit à petit, l'oiseau fait son nid. (鳥は少しずつ巣を作っていく)
「何事も粘り強く続ければいつか必ず成就する」という意味になります。
この意識を大切にしていけば必ず前進できます。

フランス語はラテン語起源なので、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語などと兄弟言語と言えます。フランス語を学べば他の言葉も学びやすくなります。その逆も言えます。余談ですが、16世紀からパリ市にはFluctuat nec mergitur(たゆたえども沈まず)というラテン語の標語があります。「どんなに強い風が吹いても、揺れるだけで沈みはしない」ことを意味しています。パリが、フランスがどんな危機も乗り越えていくことを信じています。

● 観光で使えるフランス語

世界で最も観光客を惹きつけるフランス。セーヌ川、ヴェルサイユ宮殿、モン・サン=ミッシェル…観光に留まらず、その魅力は文学、思想、美術、教会建築、音楽、ファッションなど幅広い分野に及びます。特に食文化は非常に豊かで、フランスのワインやチーズはよく知られています。それから日本にはフランスの味を気軽に味わうことができるビストロも多くあります。名古屋で捜すこともひとつの楽しみになるでしょう。

● 世界で使えるフランス語

フランス語はどこで話されているのでしょうか。フランスではもちろんですが、ベルギー、スイス、カナダ、アフリカ諸国など、世界中に広がるフランス語圏(Francophonie フランコフォニー)で話されています。フランス語を話す人をFrancophone(フランコフォン)と言います。フランス語は多くの国際機関の公用語でもあるため、国際ボランティアに興味があったり、国際機関で活躍したいと思えば、フランス語が欠かせません。多様性を重視する価値観や日本とは異なるコミュニケ—ションスタイルを獲得するいい機会にもなります。皆さんもフランコフォンの仲間入りをしませんか!

● ビジネスで使えるフランス語

あまり知られていませんが、実はフランスは日本の大切なビジネス・パートナーでもあるため、フランス語を仕事に活かすチャンスは少なくありません。また、フランスは最近話題になっているように「移民の国」です。そうした観点から社会をとらえ、歴史を考えることができるのも、フランス語を学ぶ大きな利点となります。なぜなら、言語を学ぶことは文化や社会、歴史を知ることに他ならないからです。こうして見るとフランス語は世界を知るための教養とも言えます。フランス語で世界への扉を開けましょう!

複言語プログラムにおける
フランス語学習について

初級クラスでは簡単な文法と日常的な会話を学びます。週2回授業がセットであります。教科書は名古屋外大の教員が学生を対象として作成したもので、レベルは少し高めです。中級クラスも同じく、週2回授業がセットでありますが、文法や会話に加えて、「読む」こともひとつの目標とします。上級クラスは「使う」ことを目標の中心としています。特にフランス人の先生が授業をしますので、会話を自然に学ぶことができます。どのレベルの授業でも、フランス語圏の文化や社会、歴史などの話がなされます。美術や音楽、食文化など、皆さんの興味を引くことは間違いないと思います。

[各レベルの目標]

ここで各レベルの目標を挙げます。「実用フランス語技能検定試験」について知りたい方は次のサイトを参考にしてください。
http://apefdapf.org/
また、図書館に検定試験の問題集をたくさん準備してあります。質問があれば担当の先生に聞けば教えます。とにかく貪欲にめざしてください!
2カ国留学にチャレンジする場合は、TCFを受験する必要があります。これは別のサイトで確認してください。

初級レベル修了後:
実用フランス語技能検定試験4級
中級レベル修了後:
実用フランス語技能検定試験3級
上級レベル修了後:
実用フランス語技能検定試験準2級

ここでもうひとつフランス語の表現を紹介します。

Vouloir, c’est pouvoir ! やればできる!(望めば達成することができる)

フランス語学習者にお勧めの
映画・音楽・図書

お勧め映画

● 『大統領の料理人』
2012年のコメディ映画。フランス大統領官邸史上初の女性料理人として2年間大統領に仕えたダニエル・デルプシュという女性をモデルとしています。フランス料理も多数紹介。
● 『危険なプロット』
2012年のフランソワ・オゾン監督による知的サスペンス映画。「文章を書く」という指導を通して、教師と生徒との関係が心理戦に変わるところが恐ろしく感じます。
● 『レ・ミゼラブル』
2012年にイギリスで製作された。ミュージカル映画。Les Misérables はヴィクトル・ユゴーの大河小説。1本のパンを盗んだために、19年間もの間、監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの生涯を描く大作です。
● 『最強のふたり』
2011年のフランス大ヒット映画。頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流が描かれています。
● 『アメリ』
2001年の国民的大ヒット映画。 パリ・モンマルトルを舞台に、パリジェンヌの日常が風変わりに描かれています。
● 『ニキータ』
1990年のリュック・ベッソン監督によるフランス映画。政府に隷属的に雇われる暗殺者が描かれています。
● 『ディーバ』
1981年のフランス人映画監督ジャン=ジャック・ベネックスの長編デビュー作品。郵便配達員とオペラ歌手が関わるサスペンスですが、全編オペラ音楽が流れています。
● 『舞踏会の手帖』
1937年のジュリアン・デュヴィヴィエ監督作品。古いですが、フランスの香り高い映画です。

お勧め音楽

3年前からアリアンス・フランセーズ愛知フランス協会(http://www.afafa.jp/ja/)が主催するフレンチポップコンクールがあります。出場資格は、フランス語を教育機関で学ぶ、12歳から29歳の方です。フランコフォンのヒット曲20の中から1曲を選択して歌います。以下に何曲か挙げておきます。本学の学生も毎年何名か出場し入賞しています。歌はことばや文化を学ぶいい機会になります。

  • Céline Dion – S’il suffisait d’aimer 1998 (Québec, Canada)
  • Zaz – On ira – 2013 (France)
  • Tal – Pas Toi – 2013 (France)
  • Anaïs Delva – Libérée, Délivrée (Reine des neiges) – 2013
  • Ben L’Oncle Soul – Soulman – 2010 (France)

お勧め図書

名古屋外大の図書館を入った正面に、「複言語プログラム」の書棚があります。そのフランス語の部分を見てください。また、入って右側に「フランス語学科お勧め図書」の棚があります。フランス語学科で2ヶ月に一度紹介している本です。こちらもぜひ見てください。文学、美術、音楽、ファッションや言語だけなく、政治や社会情勢等に言及した図書も選定しています。また、『ふらんす』という月刊雑誌もあります。学生を対象にしたものですから、興味深く読めるはずです。

[参考書]
『新リュミエール』(駿河台出版社)など図書館に幾つもあります。手に取ってみてください。自分が勉強しやすいものがいいと思います。

フランス語学習者にお勧めの
参考辞書

  • ● ディコ仏和辞典(白水社)
  • ● クラウン仏和辞典(三省堂)
  • ● プチ・ロワイヤル仏和辞典(旺文社)

※電子辞書を購入する場合もいずれかの辞書が採用されているものを推奨します。

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