現代国際学部独自の
特長的な教育プログラム

各界のスペシャリストから
国際社会の現実を学ぶ「現代国際学特殊講義」

毎回各界のスペシャリストを講師に迎えて行うオムニバス形式の講義「現代国際学特殊講義」。国際的な視野を広げ、実社会で活躍するための意識づくりとヒントを得ることを目的としています。そのため、講師は外資系のビジネスマンや海外特派員、映画監督、画家、企業の取締役経験者、歌舞伎俳優、人間国宝の能楽師など、世界で活躍している第一人者ばかりです。臨場感あふれる講義は、教養系・ビジネス系・国際関係系などのテーマから成っています。第一線で活躍されている方々から現場の生の声を聞く貴重な機会であり、専門分野で努力し続ける姿勢の大切さや成功へのプロセスを学びます。

これまでの主な講義

日本映画の“今”から透けてみえる日本
講師/ 錦織 良成氏( 映画監督・脚本家)

絵が生まれる時 ~日本画、挿絵
講師/ 中井 智子氏(日本画家)

能という演劇 Noh-the eternal theatre
講師/大槻 文蔵氏( 観世流シテ方能楽師)

笑いの現場で見た日米比較文化論
講師/ 小池 良介氏(ニューヨークスタンダップコメディアン)

伝えよう大切な想い ~気持ちを伝えるための3つのこと~
講師/ 小林 拓一郎氏(ミュージックナビゲーター)

自動車産業等の視点からみたタイ・インドネシア-国際社会が、日本の社会が、学生たちに何を期待しているのか-
講師/ 長谷川 康司氏(トヨタ自動車株式会社 元専務取締役)

フランス人と日本人の仕事の捉え方の違い-ビジネス界で評価される人材・仕事とは-
講師/ 久留 聰子氏(ルノー・アジアパシフィック)

他者を知り、自力(地力)を磨く
講師/筒井 恵三氏(日本生命保険相互会社 元代表取締役専務執行役員)

在日コスタリカ大使館での仕事-日本にある外国で働くとは-
講師/ 杉下 由紀子氏(コスタリカ・ドミニカ大使館)

フェアトレードは縁結び-環境・人権・教育・食を結ぶ、世界と地域を結ぶ、今と未来を結ぶ(発展途上国:タンザニア・バングラデシュ・メキシコ他)-
講師/ 土井 ゆきこ氏(フェアトレード名古屋ネットワーク 顧問)

これから女子の生きる道 ポストコロナの時代に
講師/上野 千鶴子氏(社会学者 東京大学名誉教授 認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長)

通訳者に必要な外国語能力と
専門知識を磨く「通訳特化プログラム」

通訳者として仕事をするうえで、高度な外国語能力を身につけていることはもちろん重要ですが、外国人が育ってきた国や地域の文化的背景を理解し、他者への思いやりをもつことも、通訳者に欠かせない素質です。また、医療や法律の現場においては、通訳によって生命や人生が左右される可能性もあるため、十分な専門知識を身につける必要があります。「通訳特化プログラム」では通訳の基本的な技術を身につけながら、総合的な英語力の向上をめざすほか、通訳の現場で求められる専門知識の習得を図ります。

通訳特化プログラム科目

通訳法1・2・3
<1~2年次>
通訳者としての基本的な技術を身につけます。日本人教員と外国人教員によるペアティーチングの授業と、日本人教員による少人数授業で指導を行い、通訳メソッドを用いて英語力を磨きます。

通訳概論
<3~4年次>
2007年以来、本学で毎年開催されている「全国学生通訳コンテスト」のエッセンスをまとめた「通訳ワークブック」を教材として通訳・翻訳の理論を学び、実際に通訳として仕事をするために必要な知識と技能を身につけます。

司法通訳の世界
<3~4年次>
刑事事件や民事事件の裁判所での手続きなどにおいて、在留外国人が日本で適切な司法手続きを行うための司法通訳としての専門性を磨きます。法律用語を正確に通訳するための法律知識や、専門職としての倫理も身につけます。

医療通訳の世界
<3~4年次>
医療の現場において、異なる言語や文化をもつ外国人患者が適切な治療を受けるために、意思疎通を成立させる医療通訳としての専門性を磨きます。「あいち医療通訳システム」養成講座(愛知県と連携)の経験を活かした教材を用いて、医療や保険の知識、専門用語を学びます。

ビジネス通訳の世界
<3~4年次>
日本国外の企業との商談やグローバルビジネスの現場で即戦力となる通訳・翻訳のスキルを身につけるほか、経済や金融、ITなどビジネスシーンで求められる専門分野の知識を習得します。

“キャリア教育”の根幹となる
「キャリアデザイン科目」

現代国際学部の教育の根幹は「キャリア教育」です。1~4年次に「キャリアデザイン科目」を設置し、キャリアに関するさまざまな学びを提供しています。将来の「職業」を意識することはもちろん、生涯のキャリア形成をも視野に入れた教育を1年次から行っています。

海外で学ぶ、働く、暮らすを経験する
「中期留学(インターンシップ留学)」

英語圏の大学でビジネス英語を学んだうえで、現地企業や教育機関でのインターンシップを行う、3ヵ月間の留学プログラムを実施。ホームステイをしながら、現地の大学や企業へ通学や通勤をすることで、学んだ英語を実社会で試しながら、実践的な語学力と仕事のスキルを身につけます。インターンシップの派遣先は、ホテルや美術館、イベント企画会社、アパレル関連会社、小・中学校など、さまざまな実績があります。

世界の国々を深く理解するための
5つの地域研究「エリアスタディーズ基盤」

世界を知るために「エリアスタディーズ基盤」科目群を設けています。「日本」「アジア・オセアニア」「中東・アフリカ」「ヨーロッパ」「アメリカ」の文化や社会、さらには政治・経済などに関して地域研究を行い、語学学習と融合させることで、世界理解のための厚みのある学習を行うことができます。