現代国際学部
学科の魅力
日本にも、さまざまな国や地域から移り住む外国人が増えています。私たちの日常には、あらゆるところで異文化交流や異文化理解を必要とするシーンが見られるようになりました。
今必要なのは、「共生」の観点で人間・文化、政治・経済を幅広く学び、国内外での多文化共生の実情を実際に自らの目で見て、現地の人と触れ合い、理解することです。
歴史・文化や新たな価値創造を学ぶ
グローバル共生学科は、英語を中心とした複数言語によるコミュニケーション能力を磨き、世界の諸地域の歴史・文化と現代的な課題や、国内外の地域コミュニティにおける異文化接触を通じた新たな価値創造を学びます。
多様な文化の接触や融合から生まれるイノベーション
また、共生社会が生み出すイノベーションについても学びます。アメリカのGAFA(Google、Apple、Facebook、AmazonのIT系大手4社の頭文字をつないだ造語)にみられるように、イノベーションはさまざまな民族や文化が共存する多様性が保証された社会や組織から生み出されており、これはビジネスだけではありません。多様な文化の接触や融合が、今までにない新たな価値や文化の創造につながっていくであろうことは、歴史を見ても明らかです。
これらの学びを通して、多文化共生社会の実現と、これからの社会でイノベーションを生み出せる人材を育成します。
グローバル共生学科の学び3つのテーマ
語学
共生社会
語学と共生社会の融合
全学共通の英語基幹プログラムで徹底的に鍛える実践英語力。世界の人たちとの「共生」を実現する知識と力を身につけるための共生社会の専門分野。さらに英語力と共生社会の接点を広げ融合する学びにより、現代社会から求められる人材をめざすことができます。
3つのテーマをグローバル共生学科で身につく力とは?
英語と共生社会について学ぶことで、現代社会に対する深い洞察力と、社会課題の解決のために、世界を舞台に行動する力が身につきます。それは世界中のあらゆる国と地域のさまざまな人々とコミュニケーションができる語学力と、それぞれの国や地域の実情をよく理解し、そこで起きている問題に対して共感し、地域の人々と共に動くことができる力です。
“グローバル共生社会”という理想を抱き、アクティブに文化摩擦・国際紛争の解決法について考えてきた卒業生は、世界中のどこでも、誰とでも平和的に共生することができます。またこのような力があれば、ビジネスはもちろん、文化交流や異文化理解を通じて、新しい価値を創造することもできるはずです。国際機関職員(国連など)、公的援助機関(JICAなど)、国家公務員(外交官・出入国管理)、自治体職員から、マスメディアの海外特派員・リポーター、海外取材・海外イベントのコーディネーター、NGO・NPO職員など、その進路は多様です。
高校生の時、「共生」について触れることがあり、興味を持ちました。そんな時、全国唯一の「グローバル共生学科」を知り、ぜひここで学びたいと思いました。3年次になって、それまでの地道な勉強の積み重ねが効いてきたのか、一気に先生の英語が分かるようになり、学ぶことが楽しくなりました。名古屋外大には、ネイティブの先生や留学生、帰国子女の学生と会話する機会も多く、留学に勝るとも劣らない環境や学びが用意されていることも、名古屋外大の魅力です。「共生」についても学びを深め、多文化社会のさまざまな問題や、共生社会の実現に向けての課題について考えるようになりました。
公務員は共生社会実現の一端を担うことができるのではないかと思い、さまざまな人が行き交う空港のまちである成田市役所を志望しました。また、成田市役所には「空港部」という部署があり、航空機の騒音問題などに取り組んでいます。これも住民と空港の共生に関わる仕事ではないかと思っています。
小笹 理奈子さん
就職先 成田市役所