専攻言語プログラムでは、フランス語の運用能力を基礎から学び、実践的なレベルに高めます。また、世界共通語である「英語」の学習にも力を入れており、フランス語と英語の2つの言語を身につけることができます。
フランス語に対しては、ほとんどの学生が大学で初めて触れることになります。1年次では、日本人教員とフランス人教員が連携して編集・制作した、分かりやすいフランス語学科オリジナルの教科書を使用しています。また、他大学に比べても極めて多くのフランス人教員を配置し、生のフランス語に触れる環境を整えています。
フランス語(会話・作文)/フランス語(講読・文法)/フランス語(総合演習)/フランス語(フランス語検定)/フランス語(パワーアップチュートリアル)/フランス語(アドバンスト・パワーアップチュートリアル)
学生4人に対して外国人教員1人で行われる“超”少人数授業「PUT(パワーアップチュートリアル)」。名古屋外大ならではの教育システムのひとつであり、フランス語学科では2~3年次にフランス語のPUTを開講しています。
英語基幹プログラムは1年次の必修科目です。グローバル社会に求められる一定レベルの英語力を身につけることができます。
ALL ENGLISHの“超”少人数授業
PUT
(パワーアップチュートリアル)
アカデミックな英語学習の基盤をつくる
Core English
総合的なリスニング力を育成する
Listening Comprehension
検定試験の特徴を理解し、勉強法を学ぶ
TTI(TOEIC® L&R・TOEFL®・IELTS™)
複数の言語を学び、グローバル社会で活躍できる“マルチリンガル”への入り口として「複言語プログラム」を用意しました。
国連公用語と、アジアを中心に経済発展の著しい国々の12言語をラインナップ。ひとつの言語について初級、中級、上級と複数年にわたって段階的に学習することができます。もちろん興味関心に基づいて複数の言語を受講することもできます。
他言語を学ぶことで、客観的にフランス語を捉えることができ、さらに言語に対する新たな発見や知識、視点に気づくことができます。
フランス語学科では、とくに英語を必修とし、英語基幹プログラムで身につけた英語力をさらに強化していきます。
英語/ドイツ語/フランス語/イタリア語/スペイン語/ポルトガル語/ロシア語/中国語/韓国語/インドネシア語/タイ語/アラビア語
※フランス語学科では複言語プログラムの英語は必修です。
フランス語の学びを中心に、広くフランスの文化・歴史・思想・社会などを専門的に学びます。学科基盤でフランス全般に関わる基礎知識を学び、さらに2つの系で専門的な知識を身につけます。
フランス語とフランスの文化・社会を理解するための
「2つの系」の学び
基礎的なフランス語の学習を終えた2年次から、学科独自の専門科目群である2つの系がスタート。フランス語を共通の軸とした2つの系は、自分の志向や興味、将来の進路に合わせてどちらの系の科目も自由に選択することができます。2つの系から学ぶことで、フランス語やフランスの文化・社会を複眼的に理解することができます。また、フランス語圏はヨーロッパだけでなく、アフリカやアジア、オセアニアの島々にも広がっており、世界各地に存在するフランス語圏について学びを深める科目も開講されています。
1年次の必修科目「フランス学」として(文学・思想)(歴史・文化)(社会・経済)の3つを置いています。広くフランスに関わる基礎知識を学び、2つの系の学びにつなげます。
フランス語の構造や歴史、英語との比較やフランスの文学、思想、芸術を学ぶ
フランス語・フランス文化系
フランス語を通じて、言語や文化に関してより一層深く学ぶための系です。フランス語の基礎を学習した後に、フランス語の構造および歴史、フランス語と英語の比較など理論的な学びから、より実践的なフランス語を身につけます。日本人教員とフランス人教員が担当し、今日まで世界的に影響を与え続けているフランスの文学、思想、芸術をはじめとする分野を専門的に学んでいきます。また、ヨーロッパ文化を代表するフランス文化の真髄を、文学や思想だけでなく、広くフランス文化やジャーナリズムなどを通して学んでいきます。
フランス文学/フランス語学/フランス思想/フランス文化/フランス芸術/フランス語圏比較文化/フランス語通訳・翻訳法/フランス語・英語比較表現研究 など
フランスと歴史的に深い関わりのある地域を中心に、それぞれの国がフランス語圏となるまでの歴史や文学、芸術などの作品といった世界各地の多様なフランス文化について学びます。欧米だけでなくマリ共和国やセネガル共和国などのアフリカ諸国も含め、さまざまなフランス語圏の文化を比較することで、従来と異なる観点からフランス語を捉え、現代社会のよりよい理解へとつなげます。
フランスにおけるビジネスの専門知識をフランス語で学ぶ
フランスビジネス系
ビジネスの分野で求められる専門的な知識の習得と、ビジネスシーンで使用されるフランス語の習得を同時に学ぶ系です。基本的なフランス語を学習した後に、専門的なフランス語とビジネスに必要な知識を学び、実社会で実践できる高いフランス語運用能力を身につけます。多くの科目をフランス人教員が担当しており、フランス語圏のマーケティング、経営、観光ビジネス、人的資源などについてフランス語で学びます。フランス文化を大切にしつつ多業種間にまたがる巨大企業に成長したブランドなどを例にあげ、英語圏のビジネスとは異なるフランス語圏ならではのビジネスマインドについて学んだり、同じフランス語圏であり、成長が著しいアフリカビジネスの可能性についても学びます。将来、フランス語を駆使してビジネスの現場で働きたいと考える学生のために、仕事に役立つ実用的なフランス語と経済的な知識を身につけることができます。
フランス経済/フランス社会/フランスビジネス理論/フランス語圏観光ビジネス/フランスビジネス実践/国際ビジネスシミュレーション/フランス語圏地域社会研究/フランス語圏・英語圏比較ビジネス研究など
フランス語圏と英語圏の歴史的・文化的側面についてしっかりと学んだうえで、それぞれのビジネス環境を比較分析します。例えば、世界銀行が行う約190の国と地域を対象にビジネス環境を評価した「Doing Business」を指標とする方法を学んだり、アフリカ諸国も含めたフランス語圏と英語圏の事業設立や雇用制度、失業などについて具体例をあげながら比較し、ビジネス分野における現状を理解します。
専門分野を絞って、深く探究する
専門ゼミナール
2つの系における専門的な学びを通して、興味・関心を持ったテーマを取り上げ、3年次からのゼミナールでは専門研究に取り組みます。さらに4年間の集大成となる「卒業論文」を4年次にまとめ、より専門性を深めます。
長期留学に備えて異文化理解力を育む
短期留学(海外研修)
春期休暇を利用して実施するフランス語学科の「海外研修」は、フランスの大学での語学研修や、フランス国内の美術館や遺跡へのエクスカーションを実施し、その後の学科での学びをより深く理解する土台をつくります。約1ヵ月間、フランスでの生活を経験することは、その後の長期留学などに役立つ、異文化理解力や語学力を養います。
アンジェ西部カトリック大学(フランス)
※変更となる場合があります。
日本国内で
フランス人と交流する
国内での短期留学体験
アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会の協力のもと、愛知県内在住のフランス人のネイティブ講師がフランス語のみで享受する国内での短期留学を実施。これまで習得したフランス語を実践する場をもつだけでなく、日本にいながらフランスの生活習慣や文化を肌で感じる貴重な機会となっています。
フランスの文化に触れる学科イベント
フランスウィーク
フランスの多彩な文化を体感するために、「フランスウィーク」を開催しています。作家やアーティストによる講演会やワークショップのほか、フランス語学科教員とアリアンス・フランセーズ愛知フランス協会館長(フランス外務省派遣)が審査員を務める「フランス語弁論大会」も実施しています。