名古屋外大を“読む・知る・深める”
NUFS JOURNAL

外国語学部長 田地野 彰 先生
システム思考を取り入れることで誰もが成長できる教育をめざす
私の専門は「教育言語学」という分野で、教育を目的とした言語学研究に携わっています。多角的、全体的な視点から本質的な問題解決をめざすシステム思考を用いて、英語の教材やテストの開発、英語の学習法と指導法などに関する研究を行っています。英語コミュニケーション専攻の3・4年生を対象にした「英語コミュニケーションゼミナール」では、学生一人ひとりの興味・関心や主体性を重視しながら、学生同士や私との対話・ディスカッションを通じて、言語教育やコミュニケーションに関する種々の課題解決に向けた議論を、みんなで楽しみながら行っています。
田地野先生の授業で身につくチカラ
私たちの周囲にある数多くの問題を解決するためには、その問題状況を、一つひとつの要素が相互に関連しあってできた「システム」として捉え、全体を俯瞰し、多様な視点から考察することが重要です。システム思考によって、広い視野を持ち、適切な判断や意思決定ができる力を養います。

例えば「英語の文法は得意だけれど、会話は苦手」という悩みをよく聞きますが、実際は文法ではなくテストで出る選択式の文法“問題”が得意という場合が多いのではないでしょうか。また、「英単語もたくさん覚えたのに」という声を耳にすることがあります。しかし、英語の運用には、語数だけでなく、各単語がもつ複数の意味や用法、共起表現などについての深い理解も必要です。学生には、多様な視点から物事の本質を見抜く力を身につけてほしいと考えています。

さまざまな視点で問題を捉えます!
名古屋外大生に成長してほしい姿
社会に出ればこれまで経験したことがないような課題に直面するかもしれません。どんな状況になっても冷静に対応し適切な意思決定が行えるよう、授業を通して、論理的思考力、批判的思考力、複眼的思考力を身につけてほしいと思っています。

田地野先生の著書 Pick up!
数ある著書の中から一部をご紹介します!
学術書のほかにも、書店などに並んでいる参考書を執筆しています!

1.A Systems Approach to Language Pedagogy (編著:Springer Nature, Singapore)
2.『明日の授業に活かす「意味順」英語指導-理論的背景と授業実践』(編著:ひつじ書房)
3.A New Approach to English Pedagogical Grammar: The Order of Meanings(編著:Routledge, UK)
4.Team Teaching and Team Learning in the Language Classroom: Collaboration for innovation in ELT(共編著:Routledge, UK)
5.『TOEFL ITP ® テスト 公式テスト問題&学習ガイド』(編著:研究社)
6.『<意味順>英作文のすすめ』
7.『小学生から知っておきたい英語の?ハテナ』(編著:Jリサーチ出版)
8.『「意味順」式 イラストと図解でパッとわかる英文法図鑑』(KADOKAWA)
Message
本学は「外国語大学」ですので当然ながら外国語の習得に力を入れています。ただ、意味のあるコミュニケーションには中身が伴っていなければいけません。本学では深い教養に支えられた高度な外国語運用能力やコミュニケーション能力の育成をめざしています。みなさんには、海外から多くの留学生が集まる本学でさまざまな文化や価値観に触れ、視野を広げてほしいと考えています。
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