名古屋外大を“読む・知る・深める”
NUFS JOURNAL

西村 木綿 先生
現代国際学部 グローバル共生学科*
*2025年4月開設
歴史学から現代社会につながる課題を学び「共生」を考える
歴史学(ユダヤ史)を専門とし、ヨーロッパの歴史におけるマジョリティとマイノリティの関係を扱っています。歴史の中でマジョリティとマイノリティがどのように形成され、関係を築いてきたのか、現代社会の差別や格差がどこから来ているのか、過去の歴史をめぐる人々の認識や行動が現在の国家や集団間の関係にどのように影響しているのかなど、歴史的背景を基に、「共生」を考えるために必要な知識や視点を伝えています。
歴史を学ぶことは、現代社会で起きている問題を理解する上でも重要です。
例えば、ヨーロッパのユダヤ人の歴史を見ると、彼らは常に迫害されてきたわけではなく、キリスト教徒とユダヤ教徒の共存が豊かな文化を生んだ時期もありました。しかし、様々な理由から共存にはひずみが生じ、第二次世界大戦期に完全に破綻してしまいます。19世紀末以降、ヨーロッパのユダヤ人は自国建設をめざし、ホロコースト後に中東地域にイスラエルが建国されました。しかし、そこには元々パレスチナ人が住んでいたため紛争の原因となり、それが現代のガザ戦争に繋がっています。

西村先生の授業で身につくチカラ
講義は知識や新しい視点を得るための入り口に過ぎません。毎回の講義で「こんな見方があるんだ」、「知らなかった」、「どういうこと?」、「納得できない」といった気づきが必ずあるはずです。その気づきを大切にし、講義で紹介された文献や図書館の本を実際に手に取って調べることで、自分自身の世界の見方や主体的に物事を考える力が身につきます。

名古屋外大生に成長してほしい姿
情報が溢れる現代だからこそ、得た情報を評価・分析し、自分で問題を見つけ、調べ、発信する力が求められます。その過程を丁寧に積み重ね、納得するまで考え抜いてほしいと思います。
知らなかったことを自ら調べ、論じる力は、社会に出ても必ず役立つはずです。
Message
名古屋外大は現代世界の諸問題やその成り立ちを多角的な視点で学ぶことができ、身近な社会問題について現地に赴いて考える機会も豊富です。
学生たちの挑戦を親身に支える教員のもと、自分が生きている社会と世界のつながりを知り、日本社会や世界の課題を「自分事」として捉え一緒に学んでいきましょう。
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