名古屋外大を“読む・知る・深める”
NUFS JOURNAL

石田 聖子 先生
世界教養学部 世界教養学科
イタリアの文化を学ぶことで「新しい視点」を身につける
世界教養学科にはポーランドやロシア、イスラームなどさまざまな国・地域や文化を専門とする教員が集まっています。私の専門はイタリアの文学や文化、芸術で、授業では言語や歴史、芸術など多角的な観点からイタリアについて学びます。現在、「欧米」といえば英語圏を指すことが一般的となり、それらの文化はすでに日本人の教養の一部になっています。イタリアという異なる文化圏に焦点を当てることで、新たな視点を養い、異文化理解を深めてほしいと考えています。
イタリアは日本と多くの共通点を持つ国です。南北に長く伸びた地形や気候、食の好みや美意識、自然を大切にする感性をはじめ、国家が成り立つ時期や戦後の経済復興といった現代史の展開も日本とよく似ています。そのため日本とイタリアは鏡像関係にあると言われます。
日本とよく似たイタリアについて学ぶことで、日本を客観的な視点で捉えられるようになると考えています。

石田先生の授業で身につくチカラ
イタリア文化についての学びを通して、学生たちは世界や物事に対して新しい視点を身につけることができます。このような第三(第四・第五…)の視点は、あらためて日本を見つめ直し、現代社会を生き延びるために必要不可欠と考えています。

Pick up!石田先生のメディア出演

1~3月期 NHKラジオ講座 講師 「まいにちイタリア語(応用編)」
「イタリア語音読講座 Ad alta voce」
さまざまな文章や詩の音読を通じて、イタリア語の美しい響きを全身で味わう講座です。耳で聴いた音を口に出すことが一番の目的ですので、イタリア語の基礎をすでに学んだ方や学習中の方はもちろん、これから学びはじめる方やイタリア語の美しさに触れてみたい方などそれぞれのペースで取り組んでいただけます。
Pick up!石田先生の出版物

ぼくのことをたくさん話そう
チェーザレ・ザヴァッティーニ (著)/ 石田 聖子(訳)[光文社古典新訳文庫]
ファシズム期のイタリアで一大センセーションを巻き起こしたユーモア小説です。「小説」といっても、哲学的な思索や小噺などの掌編を紡いだ物語となっています。
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ザ・ワールド・ウィズ・アス世界はわたしたちとともに
[名古屋外国語大学出版会]
世界の20言語からあつめられた、生きるための、生きた名言、格言。背景にある文化、歴史、知恵を掘り起こし、本当の意味・解釈を石田先生をはじめ、各言語の専門家である名古屋外大の教員陣が堀りさげました。
名古屋外大のさまざまな言語の教員たちによって書かれています!
名古屋外大生に成長してほしい姿
イタリア文化を学ぶことで、学生たちには「文化の重要性」と「多様性」について考え、自身の成長に役立ててほしいと考えています。大国でないながら食やファッションなど世界に影響を与えてきたイタリアの文化は、他国との協調の好例を示しています。異文化の共存は容易ではありませんが、イタリアの歴史を学ぶことで、現代社会における共生のヒントが得られるはずです。
Message
言葉は世界を作るもっとも基本的な要素です。新たな外国語を学ぶことで新しい視点を得ることができます。言葉だけでなく、その背後にある文化を深く学ぶことで、世界は何倍にも広がっていきます。皆さんには本学での学びを通じて、豊かな視点を手に入れ、新しい自分を発見し、創造的に人生を歩んでもらいたいと願っています。

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