Kento さん

愛知県立高等学校 英語科教員
外国語学部  英語教育学科※ 卒
※2019年4月 外国語学部 英米語学科 英語教育専攻に再編

悩める高校生に寄り添い身近で頼れる存在として、成長過程の1ページに関わりたい

多感な時期に真摯に向き合ってくれた、高校時代の先生がきっかけ。

高校時代、授業の内容が難しくなる中、どんな質問にも丁寧に対応してくださる先生と出会い、｢自分も生徒に真正面から向き合える教員になりたい｣と憧れるようになりました。高校生活は、さまざまな悩みを乗り越えて人間的にも成長する重要な3年間です。

そんな生徒たちのかけがえのないページに、得意な英語を教えながら関わりたいと思い、高校の英語科教員を志しました。名古屋外大を進学先に選んだのは、英語と英語科教育の両方を学べる環境が整っていると感じたからです。他にも留学制度や就職支援など、将来に向けた支援が手厚い点も魅力でした。

4技能の習得から、実践まで英語と英語指導法をバランスよく学ぶ。

発音や文法、単語の意味など正しい知識を持ち、自信を持って生徒に指導できるようにするため、授業では｢聞く・話す・読む・書く｣の4技能をバランスよく学びました。年次が上がるごとに英語科教育について専門性を高める授業が増え、講義と実践の両面から教員になるための準備を進めました。

模擬授業では、生徒役から想定外の質問が飛び出すこともあり、生徒の反応や理解度に応じて授業を柔軟に展開することの大切さを実感しました。この姿勢は教育実習や地域の子どもに英語を教えるボランティア活動の中で役に立ち、子どもたちが理解し、笑顔を見せてくれた際には大きな達成感が得られました。

生徒の学力と人間的な成長を支えていきたい。

名古屋外大では、英語力や英語教育のスキルに加え、意欲的な仲間と励まし合う中で協調性や柔軟性も身につきました。また、教員採用選考試験突破をめざして勉強会を自主的に開催する中で、リーダーシップや企画を実行する力も養うことができました。

教員生活5年目の今では、教務部や英語教科主任など学校運営に関わる重要な仕事も任されるようになりました。今後の目標は、名古屋外大で実践されている英語の4技能を関連させた学習法を高校の授業でも取り入れ、より深みのある英語教育を実現させることです。教員一同で生徒に寄り添い、一人ひとりに合わせた指導を行う教育現場をつくっていきたいと考えています。

※掲載内容は2024年2月現在の情報です。