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就職者の声

名古屋国税局 勤務

国税専門官の仕事の基本は、多様な背景を持つ納税者との対話。留学で培ったコミュニケーション力が活きています。

国税専門官 外国語学部 英米語学科 卒

  • ●留学 : スタンダード留学/オーストラリア

※掲載内容は2019年3月現在の情報です。

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脱税の摘発と、税の知識の普及。適正で公平な課税をする目的で税務調査を進めています。

国税専門官である私の仕事は、所属する税務署で税務調査を行うこと。具体的には、対象となる企業に出向き、申告の内容に漏れや間違いがないかを確認します。税務調査は、どうしても怖いイメージを持たれるので、業界の動きや景気動向など、世間話で緊張をほぐしてから本題に入るようにしています。もちろん脱税の摘発は目的のひとつですが、現在私が担当する案件は、家族で経営しているような小規模の企業も多く、悪意によるものではなく税に対する知識不足や勘違いでの申告ミスが少なくありません。ですから、先入観を捨てて相手の話をよく聞くことを心掛けています。そのうえで間違いがあれば説明し、正しい知識を受け入れてもらえると、とてもやりがいを感じます。自分の調査の進め方や判断によって本来是正すべきものを見逃してしまう場合もあり得るので、日々責任の重さを感じながら仕事に取り組んでいます。

留学先で日本を見つめ直したことが国税専門官をめざすきっかけに。

私がこの仕事をめざしたのは、大学3年次の長期留学がきっかけでした。留学先では学部生としてグローバリゼーションなどを学んだのですが、現地の学生の多くが自国の政策や経済状況を熟知していることに衝撃を受けました。彼らから「日本はどう?」と聞かれる度に、答えられない自分が恥ずかしかったです。まずは自国を知らなければと改めて調べてみると、日本が抱える多様な問題が見えてきたのです。帰国後、就職活動を前に、そうした問題の解決に取り組めるのは公務員、そのなかで何を?と考え、税務を通して日本の人や社会に広く貢献する国税専門官を選びました。現在の仕事では、基本的に一人で調査に出向き、知識豊富な経営者や税理士と対等に話をしなくてはなりません。その度胸や、相手の考えを尊重しながら意思疎通をはかるコミュニケーションスキルは留学の成果だと感じています。

税務相談や調査でも英語を活用。将来は、海外関連業務に挑戦したい。

国税専門官と英語。一見、関連がないように見えるかもしれませんが、調査先の企業の経営者が外国人の場合は英語でやりとりすることもありますし、以前担当した税務署の窓口業務では、外国人の相談者の通訳として役に立つこともできました。今や日本の隅々にグローバル化は浸透しています。もちろん日常的に英語を使うわけではありませんが、英語を話す人が当たり前にいる環境ではないからこそ、英語力を自分の強みとして実感できる部分は大きいと思います。また、国税局には海外と取引を行う企業を主として担当する部署もあり、そこでは高い英語力が求められます。ですから、まずは税の知識をしっかり学んで現在の業務を完璧にこなせるようにし、ゆくゆくは海外に関係する業務を担当するのが今の目標。いつチャンスが来てもいいように、英語は学び続けるつもりです。

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